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2021年12月22日 [東京 特注家具]

栃オーダー一枚板デスク

特注家具desk
主要材栃(トチ)塗装 セラウッド塗装

栃の一枚板ですね。この大きさのものはダイニングテーブルで使用できる大きさですが今回はデスクです。天板自体は栃の中でも白板と呼ばれたりすることもある稀少材で通常赤身と呼ばれる赤い部分と白太と呼ばれる白い部分が一枚の中に入りますが、これはそれがなく白太だけで出来上がっていて割れや染みなどもなくきれいな栃ですね。

脚部の方はハードメープルの無垢材で製作しました。栃の場合はバーチなどでも脚をつくることもあるのですが赤くなりやすい材料の為今回は白いハードメープルで。ちなみにメープルと栃だと無垢の金額的には同じぐらいじゃないかなと思います。メープルも赤い部分は出ますね。脚部は4本脚で無垢で角の部分はぶつけても安全なように少し丸めています。

塗装はセラウッド塗装のクリア。紫外線防止や耐水性や防汚があって傷に強いので一枚板では一番使われている塗料ではないかと思います。

以上解説でした。

白い一枚板というと何があるかと言えば、まあ一般的には栃になるかなと思います。栃は昔から人気があるため採れる量が多いので植林が成功しているのですが突板だとそんなに人気が無いですね。多分一枚板にしないと栃の良さが出ないためだと思います。突板の場合少し木目が強くて上から下までそこそこ真っ直ぐになっている木目の方が好かれるためじゃないかなと。そちらの方が突板にしたときに境目が分かりにくくなるので。栃は木によってけっこう木目と色と白いか赤いかが違うので同じ木でも色が合わせにくいせいというのもきっとありますね。そのため突板で人気が無くて一枚板の在庫がありきれいな木目の一枚板が多いのではないかなと思います。

今回出た白板はその中でも珍しい材料ですね。一般的には稀少材と言われています。
稀少材と呼ばれるものはいくつかあり
1つ目は国内への輸入が制限されているもの。ワシントン条約で規制されているブラジリアンローズウッド等、本気のやつですね。
2つ目は樹種が一般的でもサイズが一般的ではないもの。7Mx1Mの桧の一枚板とか。これも次の入荷が無いかもの本気の奴ですね。
3つ目は人気やサイズがそこそこ一般的でも国内に在庫が少ないもの。黒檀や神代、ハワイコアなど
4つ目は日本でマイナーなため木目や色がいいのにそんなに人気がなく輸入量が少ないもの。ボセ、ベリなど

今回のは樹種やサイズが一般的な人気材でも木目や色が稀少というタイプですね。
通常赤が入るのが入っていなくて白だけの栃です。他は杢がきれいなものを呼ぶことが多い気がします。チェリーのフレイムやメープルのバーズアイとか。

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