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ビジネスブログ

2022年04月20日 [東京 特注家具]

化粧板オーダーパウダーコーナー

特注家具
sennmenn
主要材化粧板、カウンター人工大理石、ボウルセラミック、ミラー、照明LED、コンセント2か所

パウダーコーナーですね。といいながらパウダーコーナーについては後程。吊り棚は内部が収納になっていてミラー付の扉が開くようになっており、上と下にはLEDの照明がついていて左下にはコンセントもついています。 扉自体は耐震金具付で引手などはなく下の方が箱よりも少し伸びていてそこから手が掛けれるようになっています。 これはコンセントを目立たせない役割にもなっています。

水栓は壁出しにしていてハンドルとスパウトが分かれているものです。その下の化粧台はカウンターが人工大理石。少し石の模様が入っているのですがわかりにくいですね。上に乗っているのはベッセルタイプのセラミックボウル。ベッセルとはカウンターの上にボウルが乗ってるタイプのものを指します。 その下は配管用の加工のしてある化粧板の引出が2杯。 
家具自体は宙浮きではなく、排水は床からの立ち上げなので排水カバーを奥の方につけています。 また写真では見えませんが箱の側面に2口のコンセントをつけています。ちなみに白いツヤツヤした壁面は水に強いセラールです。

以上解説でした。

今回はパウダーコーナーについて。パウダーコーナーとはパウダールームにある水回りのことを一般的に指します。
で、そもそもパウダールームのパウダーとは何の粉なのかなのですが、昔のフランスの社交界ではカツラが正装だそうで、カツラ自体は半カツラというか頭頂部周辺だけカツラで両脇地毛というのが多かったそうです。そんなわけで昔のものはカツラと地毛をリボンで結んだりしてたそうな。白髪交じりの人がかぶるカツラは白髪交じりのカツラがいいのですが、そこで使われてたカツラは当時あまりブリーチがうまくいかず、でんぷん粉のスターチや小麦粉を使って白髪との境目を目立たなくしたり、明るい色を出していたそうです。

白粉かと思ったらコーンスターチだったんですね。とうもろこしかどうかわかりませんけど。ジャガイモかもですね。当時シラミが多かったらしいですがちょっと納得しました。

その服に落ちたスターチを落としたり整えたりする部屋がもともとのパウダールームです。日本では洗面所と呼ばれることがほとんどで役割もほぼ同じと言っていいかと思いますが、この写真のようにトイレが横にあって洗面機能があまりないつくりは洗面所とは言わずパウダールームと言います。まあすごい広いトイレと言った方が近い気もしますね。住宅事情が厳しい都内だとこのタイプは許されない大きさに感じます。ちなみにここは一般住宅ですが。

そのことをふまえるとパウダーコーナーの役割は化粧直しということになると思うのですが、トイレを広くとったパウダールーム自体の役割はもう少し違っていて、リラックスや簡易的な個室確保、気分転換などの役割も当時から果たしていたのではないかなと思います。

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