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2022年11月01日 [東京 特注家具]

オーダー熊手台&酉の市のトリ

主要材化粧板
kumade

アイアン柄の化粧板でできている熊手を飾る台ですね。珍しい。台のデザイン自体は鳥居に近いものにしています。熊手の場合は重さが偏っている為、ある程度は台の方で倒れないようにサポートする必要があります。また一年に一度交換なのでお客様でも交換可能で高さに変更があっても対応できるようにしています。

以上解説でした。

あと一か月程度で酉の市ですね。一番有名なのは浅草の鷲神社(おおとりじんじゃ)。御鳥と呼ばれ「おとりさま」と地元では言われているそうです。ちなみに今回製作させて頂いた台は鳥居型ですが、鳥居の鳥と鷲神社の鳥は別物で、最初に私の出した案は別のデザインだったのですがお客様からシンプルな形状という要望でこのような形になりました。

鳥居や鷲神社、熊手の由来調べるのめんどくさいけど少し興味がある方もいらっしゃると思うので私もざっと調べたところ両方とも由来は天照大御神が天岩屋戸に引きこもった岩戸隠れの伝説からきているようです。鳥居の鳥は常世の長鳴鳥(とこよのながなきどり)という鶏からきています。多分レグホーンじゃないと思います。伊藤若冲が描くような軍鶏とかチャボっぽい感じなんでしょうかね。

で鷲神社の方は天日鷲神(あめのひわしのかみ)が岩戸の前で演奏している時に弦に止まったそうで、それからなんだかんだで吉祥の鳥ということで祀られて鷲神社の名前の由来になったそうです。

で、天日鷲神は開拓と商工業の発展の神様ということで日本武尊が東夷征伐の時に立ち寄って戦勝祈願して帰りに武具の熊手をかけてお礼参りしたということで、それから縁起物として収穫祭の酉の市で熊手が売られ、市のお土産ということでデコられるようになったようですね。11月の酉の日に今の酉の市になったのは日本武尊が亡くなった説と戦勝報告が11月酉の日説があります

熊手自体は一年毎に買い替えして前回よりも小さくなるのは縁起が悪いそうで同じか年々少しづつ大きくなっていくものだそうです。
この写真のものはかなり大きいもので企業向け用だと思うのですが、通常の家庭だと多分10センチぐらいのものなのではないかと思います。多分ですよ。

お店でぼんやりしていると来店下さったお客様から熊手を差す台をちょっと頼まれたりします。無垢の角材に穴開けたりして。その大きさが10センチぐらいなので、まあそれぐらいが一般的なのかなと。

私は茗荷谷の事務所でも買ったのを見たことあったり無くなったりしてるのをみてきたので、もしうちの事務所でも飾るなら、そのあたりのしきたりは少し置いて、その時好きな大きさ買って、翌年は翌年で好きな大きさにしてみたり、買い替えやめてみたり、また買ってみたりとかすごい雑な購入の仕方になるでしょうね。

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