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ビジネスブログ

2019年01月26日 [リフォーム 家具修理]

座卓リメイク十文字風

座卓のリメイクです。
リメイク後zataku
リメイク前zata

古田織部作の大井戸茶碗 銘 須弥
(別銘 十文字)という茶器がありまして、
大井戸茶碗を十字に割って継いだものなの
ですが、それをイメージして提案させていただきました。

座卓が大きいということだったのですが
捨てるのにしのびないということで
ご連絡をいただきました。

中で継いでいるのは液体の亜鉛で
時間がたつとくすんでいい感じになじむ
のではと思っています。

茶道具も考えたのですが寸法にいろいろと
制約があるため脚の部分がどうしても
活かせずこのようにしました。

思い入れがあるものは材料だけ使っても
あまり意味がないと思っているのと
この形であれば最初からこの継ぎ形で製作するのは
ありえないのでリメイクっぽい乙な感じになりました。

もうすこし亜鉛の部分が黒っぽく
くすむといいのですがまあいずれ使って
いるうちにそうなっていきます。

以上解説でした。

これが何かといわれると困るのですが
ナイトテーブルにしたり御膳にしたり
コーヒーテーブル、センターテーブル
などこの大きさだったらちょっと置いたりに
便利なんじゃないかと思います。
片づけも以前の大きさに比べれば
格段に軽くなったので。

あと最近聞かれていることなのですが
リメイクや修理、一部部材を作るという
お見積りなのですが多分お客様が
思っているより高いと思います。
この座卓も5万円以上はかかります。
椅子の修理で1万円ぐらいから。
プロの感覚だと安いはずなんですけどね。

どうしても初期費用というのがかかるので
10万円の家具でも100万円の家具でも
打ち合わせと図面、サンプルや工場との打ち合わせ
移動など費用が変わらない部分が多いので
だいたいうちの見積金額で50万円超えるぐらいから
既製品より安いと感じられる方が多くなるような
イメージですね。

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